早良組蝋燭講

本日福岡は、台風で大変でしたが、去る23日(日)、淨覚寺にて「早良組蝋燭講」が営まれました。
「早良組蝋燭講」は、世の中が混沌とした明治維新の時代に、早良郡内の御同行が「親様の御前に報謝の一灯なりとも捧げたい」との念願をもって、明治11年7月に創立されました。翌年には本願寺に申請して認可されています。
その当時、講員一人につき二厘宛て報謝のもとに、筑前名産の甘木蝋燭を手にして徒歩で京都の本願寺へお供えに行かれたそうです。このことが明如上人(本願寺第21代門主)の御心に留まり、明治14年5月24日に、早良組蝋燭講に対し御消息(お手紙)が下付されました。
以来毎月13日(8月はお盆があるので23日)に、早良組内の御法中(僧侶)の御出勤を仰ぎ、お勤めされています。
世相騒然とした時に創立されておりますが、先輩門信徒の方々の信仰心と熱意ある行動により、130年以上経った今日まで継承されてまいりました。今後とも、この蝋燭の灯を絶やさぬよう、精進せねばと心新たにお勤めさせていただきました。
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